循環器専門医が丁寧に診察します。健診異常や動悸、いびき・睡眠時無呼吸の相談も承ります。

胸を押すと痛い?「ティーツェ症候群」とは

「胸の骨のあたりを押すと、ピンポイントで激痛が走る」
「前胸部の骨(肋軟骨)が少しふくらんでいる・腫れている気がする」

このような症状がある場合、「ティーツェ症候群(Tietze症候群)」の可能性があります。

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なぜ起こるの?

肋骨と胸骨をつなぐ「肋軟骨(ろくなんこつ)」という軟骨部分に、炎症と腫れが起きる病気です。

はっきりした原因は不明ですが、重い物の持ち上げ、激しい咳き込み、スポーツによる打撲や過負担、姿勢の悪さなどが契機になると言われています。

ティーツェ症候群の特徴

好発年齢:20〜30代を中心に、若年〜青壮年層に多く見られます。

好発部位:主に第2・第3肋軟骨(胸の上のほう、鎖骨の下あたり)の片側に起こりやすいです。

動作による悪化:深呼吸、咳、くしゃみ、上半身の運動などによって痛みが悪化します。

一般的な肋軟骨炎との違い:一般的な肋軟骨炎には局所的な腫れが見られないのに対し、ティーツェ症候群は局所的な腫れを伴う点が異なります。

痛みが起きたときの対処法

自然治癒:通常は自然に治る病気であり、時間の経過とともに自然に軽快します。

対症療法:治療は痛みの緩和が中心となり、安静、消炎鎮痛薬(NSAIDs)の内服を行います。

強い痛みへの対応:重症の場合や痛みが長引く場合は、局所へのステロイド注射(ステロイド局所注射)を行うことがあります。整形外科での治療が必要となります。

このような症状は注意を

胸痛の中には、狭心症や心筋炎、気胸(肺に穴があく病気)など、すぐに治療が必要な病気が隠れていることもあります。
以下のような症状がある場合は、自己判断せず循環器内科を受診してください。

  • 階段を上ったときなど、運動したときに必ず胸が痛む
  • 痛みが数十分以上ずっと続いている
  • 胸全体が圧迫されるような重苦しい痛み、または締め付けられる感じがする
  • 冷や汗、めまい、吐き気、息切れを伴う
  • 痛みが増強している、または頻度が急速に増えている

当院での診療について

ティーツェ症候群は心電図やレントゲンで異常が出ない(正常である)ことが特徴です。

「たかが胸痛」と放置せず、「異常がないこと(=安全であること)」を確認するためにも、不安な方はお気軽に当院までご相談ください。

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