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アルコールと肥満・メタボの関係

アルコールを飲むと太ることはよく知られています。
特にビール腹という言葉があるくらい、飲酒習慣がある方はお腹がぽっこりする傾向にあります。ぽっこりしたお腹は内臓脂肪が蓄えられていることを示します。
アルコールで太る理由はいろいろ
アルコールで体重が増える理由は以下のようなことが指摘されています。
- アルコールが代謝される時に中性脂肪が増える
- 種類によってはカロリー高め
- 食欲が増す
アルコールが代謝される時に中性脂肪が増える
アルコールを摂取し肝臓に入ると、脂肪酸(トリグリセライドの原料)が増える方向へ働きかけます。肝臓で生成されたトリグリセライドが肝臓に蓄積すれば脂肪肝になり、血液中へ流れでて脂肪組織に蓄積すれば肥満になります。
(ビール、日本酒など)糖質を含むアルコール飲料は、糖質としてはそれほど多くはありませんがトリグリセライドが増えることにつながります。
種類によってはカロリー高め
アルコール飲料は多くの種類があります。
一般的なビール(淡色)は350mlの1本で140kcal程度です。2本飲んだら280kcalで、ごはんのお茶碗1杯以上になります。
アルコールを飲む時は、記載されているカロリーやエタノール量などを見る習慣をつけましょう。
食欲が増す
アルコールの摂取により、空腹感や食欲が増すことがあります。さらに、アルコールを美味しく飲むために、塩分や脂質が多い食品を取りがちになります。
それにより血圧が上がりやすくなったり、過剰なカロリーで太りやすくなったり、脂質異常症にもなります。
アルコールにより、肥満や脂質異常症、メタボリック症候群が起こりやすくなります