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「下の血圧だけ高い」どうする?

「上の血圧(収縮期血圧)は正常範囲なのに、下の血圧(拡張期血圧)だけが高い……」 健康診断の結果を見て、そんな疑問を持ったことはありませんか?
「上が高くないなら大丈夫」と思われがちですが、実は下の血圧が高い状態も、血管に負担がかかっているサインです。
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「下の血圧」が高い状態とは?
下の血圧(拡張期血圧と言います)が 90mmHg 以上(家庭血圧では 85mmHg 以上)の状態で高血圧と定義されます。
下の血圧は「心臓が拡張して、血液を蓄えているとき」の血管への圧力を示しており、主に末梢血管(細い血管)の抵抗が強くなっていることを意味します。
多くの方は上の血圧(収縮期血圧、140mmHg以上で高血圧)が高く、併せて下の血圧も高くなります。しかし、中には上の血圧は正常だが下の血圧だけ高い方がいます。
下の血圧だけ高い
下の血圧だけが高くなるのは特に30代〜50代の比較的若い世代、いわゆる「働き盛り」の方に多く見られるのが特徴です。
主な原因には以下のようなものが挙げられます。
- ストレスと自律神経: 交感神経が優位になり、末梢血管がギュッと収縮するため。
- 肥満や運動不足: 体が多くの血液を必要とし、血管への負荷が増えます。
- 飲酒・喫煙: 血管を収縮させ、弾力性を失わせる要因になります。
放置したらどうなる?
下の血圧が高い状態は、いわば「常に血管が張り詰めている状態」です。 これを放置すると、少しずつ血管の柔軟性が失われ(動脈硬化)、いずれは上の血圧も上昇していきます。
最終的には、心筋梗塞や脳卒中などの重大な疾患につながるリスクがあるため、「今のうち」の対策が非常に重要です。
今日からできる対策
まずは生活習慣のちょっとした見直しから始めましょう。
- 十分な睡眠とリラックス: 自律神経を整え、血管の緊張を解きましょう。
- 塩分を控えめに: 血管への負担を減らす基本です。
- 軽い有酸素運動: 1日20分のウォーキングなどが血管を広げてくれます。
経過を見ながら、患者さんの状況に合わせて血管や臓器を守るために早期からお薬の服用をご提案することがあります。
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