循環器専門医が丁寧に診察します。健診異常や動悸、いびき・睡眠時無呼吸の相談も承ります。

花粉症|早めの内服と正しい対策

「目が痒い」「くしゃみが止まらない」……。 春の訪れとともにやってくる花粉症は、日々の生活の質(QOL)を大きく下げてしまいます。
花粉症は「なってから治す」のではなく、「なる前に備え、症状をコントロールする」ことが大切です。

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花粉症のメカニズムと主な症状

花粉症は、体が花粉を「異物」と判断して追い出そうとする免疫反応です。 主な症状は以下の4つですが、人によって強く出る症状が異なります。

  • 鼻の症状: くしゃみ、鼻水、鼻づまり
  • 目の症状: かゆみ、充血、涙目
  • 肌・のどの症状: 皮膚のピリピリ感、のどのイガイガ
  • 全身症状: 頭が重い、体がだるい、集中力の低下

最も大切なのは「早めの抗ヒスタミン薬」

症状を悪化させないための秘訣は、花粉が本格的に飛び始める前(または症状が出始めた直後)からの内服です。

初期療法のメリット 鼻の粘膜が過敏になるのを防ぐため、シーズン中のピーク時の症状が格段に楽になります。 「まだ我慢できるから」と先延ばしにせず、早めに抗ヒスタミン薬の服用を開始することをおすすめします。

最近では「眠気が少ない」「1日1回で効く」など、お仕事や勉強に影響しにくいタイプのお薬も充実しています。
ご自身のライフスタイルに合ったものを一緒に選びましょう。

自動車運転の制限が添付文書に記載されていない薬:アレグラ、ビラノア、デザレックス、クラリチン

抗ヒスタミン薬一覧

先発品名一般名(成分名)用法・用量(成人)特徴・メリット眠気の強さ
アレグラフェキソフェナジン1日2回眠気が非常に少ない。空腹時服用がより効果的。極少
クラリチンロラタジン1日1回1日1回で済む。眠気が少なく、飲み忘れしにくい。極少
ビラノアビラスチン1日1回空腹時に服用(食後だと効果激減)。速効性があり、眠気も極めて少ない。極少
デザレックスデスロラタジン1日1回クラリチンの改良版。食事の影響を受けず、1日1回で安定した効果。極少
アレジオンエピナスチン1日1回寝る前の服用で1日効く。マイルドな効き目でバランスが良い。
タリオンベポタスチン1日2回即効性に優れる。鼻水・くしゃみがひどい時に選ばれることが多い。
ザイザルレボセチリジン1日1回効果が強く、夜1回の服用で翌日までしっかり効く。
アレロックオロパタジン1日2回強力な効果が期待できるが、人によってはやや眠気が出やすい。

クリニックで受ける「検査」と「治療」

当院では、患者さんの状態に合わせて以下の対応を行っています。

  • 薬物療法: 内服薬(抗ヒスタミン薬)、点鼻薬、点眼薬を症状に合わせて組み合わせます。
  • アレルギー検査: 何の花粉に反応しているのか(スギ、ヒノキ、イネ科など)を特定することで、対策の時期が明確になります。
  • 舌下免疫療法(アレルギー専門へ紹介): 根本的な体質改善を目指す治療です(※時期により開始できない場合がありますのでご相談ください)。
アレルギー検査

当院ではアレルギーの原因を知るための検査(MAST36アレルギー検査)を受けることができます。
保険を適用し、自己負担は約6,000円(3割負担)です。

※ 判定まで1週間ほどかかります

【測定項目

食物アレルゲン卵・乳: 卵白、オボムコイド、ミルク
穀物・豆: 小麦、大豆、米、ソバ、ピーナッツ、ゴマ
肉類: 牛肉、豚肉、鶏肉
魚介類: エビ、カニ、マグロ、サケ
果物・野菜: トマト、バナナ、キウイ、モモ
花粉アレルゲン樹木: スギ、ヒノキ、ハンノキ、シラカンバ
草本類: カモガヤ、オオアワガエリ、ブタクサ混合物、ヨモギ
環境アレルゲンコナヒョウヒダニ、ハウスダストⅠ、ネコ皮屑、イヌ皮屑
その他(真菌など)カンジダ、アルテルナリア(ススカビ)、アスペルギルス、ラテックス

今日からできる!家庭での花粉防御策

お薬と並行して、物理的に花粉をブロックすることも重要です。

  1. 外出時の装備: マスクとメガネ(花粉症用)は必須です。
  2. 衣類の工夫: ウールなど毛羽立った素材を避け、表面がツルツルした上着を選びましょう。
  3. 持ち込まない: 帰宅時は玄関前でしっかり服を払い、すぐに洗顔やうがいをしましょう。
  4. 掃除と加湿: 室内はこまめに掃除機をかけ、加湿器を使って花粉を床に落として舞い上がらせないようにしましょう。
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