【高尿酸血症のトリセツ】#8 メタボがある時の治療方針

高尿酸血症や痛風の患者さんは、メタボリックシンドロームを合併することが多い。

この場合、メタボリックシンドロームに対する介入が高尿酸血症の治療となる。つまり、ライフスタイルを改善（食事療法、運動療法など）が最も重要である。

尿酸値を下げることよりも、生活習慣病として進展させないことに注意が必要である。

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薬物治療

生活習慣の改善だけでは尿酸値の低下が得られない場合に、薬物治療を行う。

高尿酸血症の治療指針では、メタボリックシンドロームが合併してる場合に薬物治療を開始する基準は尿酸値 8 mg/dL以上です。

メタボリックシンドロームを合併している高尿酸血症の薬物治療としては、腎臓への負担が少ない尿酸排泄促進薬（選択的尿酸再吸収阻害薬）が考慮される。

しかし、メタボリックシンドロームの患者さんには尿路結石を併発していることがあるため、その際は尿酸生成抑制薬を選択する。